血液検査 SDMA導入

血液検査 SDMA

当院では、血液検査のSDMAという項目を導入しました。

従来の血液検査では、腎機能の約75%を失われた段階でしか発見できませんでしたが、新しい検査では腎機能の約40%を失われた段階で見つけることができるようになりました。

腎臓は基本的には一度障害を受けると再生が困難な臓器と言われています。
そのため腎不全・慢性腎臓病は、犬・猫ともに症状が出る前に発見し、お薬や腎臓用のごはんで残った腎機能を保護してあげることが大切になってきます。

特に猫ちゃんは15歳以上では81%が慢性腎臓病になっているという報告がありますので症状がなくとも検査を受けることをお勧めします。

国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)の検査・治療指針に基づいて、血液検査だけでなく尿検査やその他の検査を組み合わせ、より適切なその子に応じた治療方法の提案に努めております。